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2008年3月16日 (日)

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Science For All Americans 勝手に翻訳プロジェクト Chapter 10: HISTORICAL PERSPECTIVES

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MOVING THE CONTINENTS

As soon as fairly accurate world maps began to appear, some people noticed that the continents of Africa and South America looked as though they might fit together, like a giant jigsaw puzzle. Could they once have been part of a single giant landmass that broke into pieces and then drifted apart? The idea was repeatedly suggested, but was rejected for lack of evidence. Such a notion seemed fanciful in view of the size, mass, and rigidity of the continents and ocean basins and their apparent immobility.

移動する大陸

ほぼ正確な世界地図が明らかになり始めるのとほぼ時を同じくして、幾人かの人々は、アフリカ大陸と南アメリカ大陸とが、まるで巨大なジグソーパズルのように、互いにぴったりとくっつき合えるかのように見えることに気がついた。二つの大陸がかつて一つの巨大な陸地の一部であって、それが部分部分とに分かれて離れ離れになっていったものだということがあり得るのだろうか? この着想(idea)は繰り返し示唆されたが、証拠が無いことによってその度に棄却された。大陸と海洋[1]の大きさや質量や固さ、そして陸も海も明らかに動いていないことから見れば、そのような考えは空想だと思われたのである。

[1] ocean basins なので単に海というよりは、地形としての海のことを指しているのでしょう。ただ、日本語としたらどんな言葉がいいか悩んでいます。「海洋の固さ」と言ってしまってはもちろんとても変なので、変えたいところなのですが。

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Early in the twentieth century, however, the idea was again introduced, by German scientist Alfred Wegener, with new evidence: The outlines of the underwater edges of continents fit together even better than the above-water outlines; the plants, animals, and fossils on the edge of one continent were like those on the facing edge of the matching continent; and—most important—measurements showed that Greenland and Europe were slowly moving farther apart. Yet the idea had little acceptance (and strong opposition) until—with the development of new techniques and instruments—still more evidence accumulated. Further matches of continental shelves and ocean features were found by exploration of the composition and shape of the floor of the Atlantic Ocean, radioactive dating of continents and plates, and study both of deep samples of rocks from the continental shelves and of geologic faults.

しかし20世紀の初めに、ドイツの科学者アルフレッド・ウェゲナー[1]によって、この考え(idea)は再び持ち出された、新たな証拠と共に。まず、大陸同士の海面下での輪郭は、陸地の輪郭よりもなお互いに一致している。また、一方の大陸の沿岸部に存在する植物、動物、そして見出される化石は、他方の対応する大陸の面している沿岸部におけるそれらと類似している。そして最も重要なことには、観測の結果、グリーンランドとヨーロッパとがゆっくりと動いて離れていっていることが示されたのである。それでもまだ、この考え(idea)はほとんど受け入れられなかった(そして強い反対に遭っていた)、新しい観測技術と機器の発達によってより一層の証拠が蓄積されるまで。大陸棚や海底の様相のさらなる符合は、大西洋の海底の構成と形状の調査、大陸とプレートについての放射年代測定、そして大陸棚から丹念に採取された岩石や断層についての調査によって、見出されていった。

[1] Wikipedia を参照してみましたが、ドイツ人ということでドイツ語読みでアルフレート・ヴェーゲナーとした方がよいでしょうか? たまたま英語読みの方がなじみがあったのでこうしてありますが。

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By the 1960s, a great amount and variety of data were all consistent with the idea that the earth's crust is made up of a few huge, slowly moving plates on which the continents and ocean basins ride. The most difficult argument to overcome—that the surface of the earth is too rigid for continents to move—had proved incorrect. The hot interior of the earth produces a layer of molten rock under the plates, which are moved by convection currents in the layer. In the 1960s, continental drift in the form of the theory of plate tectonics became widely accepted in science and provided geology with a powerful unifying concept.

1960年代までには、大量で多様なデータが、地殻は大陸や海底を乗せてゆっくりと動いているいくつかの巨大なプレートで構成されているという考え(idea)と、全て整合することとなった。克服すべきだった最も困難な論点、地球の表面は大陸が移動するには固すぎる、という主張は誤りだったことが明らかになった。地球の熱い内部はプレートの下で溶融した岩の層を生み出し、プレートはこの溶融層に生じている対流運動によって移動しているのである。1960年代に、プレートテクトニクス理論という形での大陸の移動は科学界で広く受け入れられ、地質学に強力で一本化された概念を提供することとなった。

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The theory of plate tectonics was finally accepted because it was supported by the evidence and because it explained so much that had previously seemed obscure or controversial. Such diverse and seemingly unrelated phenomena as earthquakes, volcanoes, the formation of mountain systems and oceans, the shrinking of the Pacific and the widening of the Atlantic, and even some major changes in the earth's climate can now be seen as consequences of the movement of crustal plates.

プレートテクトニクス理論がついに受け入れられたのは、この理論が証拠によって補強され、過去にはあいまいであったり議論の的となっていたりしたとても多くの事柄を説明したからである。地震、火山、山系や海洋の形成、太平洋の収縮と大西洋の拡大、そして地球の気候の大きな変化でさえ、これら多様で一見無関係な現象は、今や地殻プレートの移動の結果として理解することができるのである。

次の段落は元素の話でしょうか。10章はまだ先が長い……
しかしプロジェクト全体ではもう半分を越えてるんですね。早っ!

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